
出典:photo-ac
気付いたらブログの更新をすっかり忘れていたので、久しぶりにブログの記事を更新したいと思います。
最近「寝違え」で首の痛みを訴えて来院される方が数名続きました。
このブログにはご自身でもできる寝違え時のアドバイスをのせてあります。寝違えでお悩んでいる方に、このブログがお役立ちできれば幸いです。
また、当院での施術も可能ですので安心してご来院ください。
傷病説明
寝違えは、一般的には睡眠中の不適切な姿勢や急な動きによって、首の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症や微細な損傷が生じ、首の筋肉や靭帯が緊張し、痛みを引き起こす状態です。これにより、首の動きが制限され、痛みが伴います。
この痛みは日常生活に大きな影響を及ぼすことがあり、適切な対処法を理解しておくことが重要です。
発生部位とその症状
寝違えは、睡眠から目覚めた際に首や肩に痛みを感じる現象を指します。主に以下の4つの症状が見られます。
- 痛みの部位:首の後ろ、肩、肩甲骨周辺に痛みが広がることがあります。
- 動作制限:首を動かすと痛みが増すことが多く、特定の方向に顔を向けられないことがあります。
- 放散痛:痛みが他の部位に広がることもあり、肩や背中にまで影響が及ぶことがあります。
- しびれや頭痛:痛みが続くと、他の部分に影響を及ぼし、しびれや頭痛を伴うこともあり、痛みが続く場合には神経に関連する問題が考えられます。
寝違えは通常、数日で改善しますが、急性期の状態では非常に辛いものです。
寝違えの原因
寝違えの主な原因は以下の通りです。
1.不適切な寝具
枕の高さや硬さ:高すぎる枕や硬すぎる枕を使用すると、首や肩に過剰な負担がかかります。逆に低すぎると、首が不自然に傾き、筋肉が緊張します。
マットレスの質:体に合わないマットレスは、睡眠中の姿勢を悪化させ、筋肉の疲労を引き起こします。
2.不自然な体勢
睡眠中に体が不自然な形になることで、筋肉や靭帯が過度に伸びたり、緊張したりします。特に、長時間同じ姿勢でいることが影響します。
3.疲労やストレス
日常生活における疲労やストレスは、神経系に影響を与え、筋肉を緊張させる要因となります。これが寝違えのリスクを高めます。
4.アルコールや水分不足
特にお酒を飲んだ後は、筋肉の血流が悪くなり、同じ姿勢で長時間過ごすことが多くなるため、寝違えのリスクが高まります。
痛みが落ち着くまでに自宅でもできる事
寝違えの症状を和らげるために、自分でできる改善方法をいくつか紹介します。
1.冷却(アイシング)
患部を氷嚢や冷却パックで20~30分冷やすことで、血流を抑制し、炎症や痛みを軽減します。特に、発症直後に行うことが効果的です。
2.安静
痛みを感じる方向には無理に動かさず、安静にすることが基本です。特に痛みが強いときは、必要に応じてアイシングと安静を続けます。
3.ツボ押し
「落枕(らくちん)」や「肩井(けんせい)」といったツボを優しく押すことで、筋肉の緊張を和らげ、血行を良くする効果があります。
寝違えに関連する主な筋肉の名前とその作用
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):
首の前側に位置し、頭を回転させる役割を持つ筋肉です。寝違えによって、この筋肉が緊張し、痛みを引き起こすことがあります。
僧帽筋(そうぼうきん)
首から肩にかけて広がる大きな筋肉で、首を支える役割があります。寝違えによってこの筋肉も緊張し、肩こりの原因にもなります。
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
首の後ろから肩甲骨にかけて位置し、首を持ち上げる役割を果たします。この筋肉も寝違えの影響を受けやすいです。
当院での施術方法
1.手技や運動療法、物療機器による施術
手技や物理療法を通じて筋肉や骨のバランスを整えます。痛む箇所をほぐすことで、血流の改善や筋肉の緊張を緩和します。また、様々な物療機器がを取り揃えていますので、そちらでも血流の改善や筋肉の緊張を緩和します。
2.鍼による施術
鍼治療は、特に血液循環を改善し、筋肉の柔軟性を高める効果があります。鍼を刺すことで神経が刺激され、痛みの緩和にもつながります。
また写真以外に、長時間皮膚に直接貼り付けておけるシールタイプの鍼もあり、こちらも非常におススメです。
改善のためのアドバイス
1.無理な動作を避ける
痛みを感じる方向には無理に動かさないことが重要です。特に初期段階では、楽な姿勢を取り、無理のない動作を心がけることが痛みを軽減するための基本となります。
2.アイシングを優先
初期症状が見受けられる場合、温めることは避け、冷却が最も効果的です。まずは冷やすことで炎症の進行を防ぎ、痛みを和らげます。
3.軽いストレッチ
痛みが軽減した後は、無理のない範囲で軽いストレッチを行い、筋肉を緩めます。首を前後左右にゆっくり倒すことで、柔軟性を高めることができます。
4.強いマッサージを避ける
急性の炎症が起きている状態での強いマッサージは逆効果です。筋肉にさらなる刺激を与え、炎症を悪化させる可能性があります。
痛みのある部分をご自身で無理に揉みほぐすことは避け、軽度のストレッチや安静を優先し整骨院を受診しましょう。
5.急性期をすぎたら温熱療法の開始
炎症が収まった後は、温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を緩和します。お風呂や温湿布が効果的ですが、炎症が残っている間は温めない方が無難です。
6.適度な運動
痛みが和らいできたら、軽い運動を取り入れることで、筋肉を強化し、再発を防ぐことができます。
寝違えを予防するには
1.適切な寝具の選択
自分の体に合った枕を選び、仰向けや横向き寝の際に背骨が真っ直ぐになるようにします。高すぎず、低すぎない枕が理想です。
マットレスや寝具の質を見直し、快適な睡眠環境を整えることが必要です。体格に合ったマットレスを選び、適度な硬さがあるものが望ましいです。
寝具や枕の高さを見直すことで、翌朝の寝違えを防ぐことができます。自分に合った寝具を選ぶことが大切です。
2.姿勢の改善
デスクワークやスマホ使用時には、定期的に姿勢を見直し、体を適度に動かすことが大切です。肩を回したり、首を軽く回すことで血流を促進します。
3.生活習慣の見直し
ストレッチや軽い有酸素運動は、筋肉を柔軟に保つために非常に有効です。
適度な運動は全体の血流を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。また、デスクワーク中に首や肩周りのストレッチを定期的に行うことで、寝違えの予防につながります。
4.ストレス管理
ストレスが筋肉の緊張を引き起こすことがあります。リラックスする時間を持ち、心身の健康を保つことも重要です。
痛みが長引く場合は病院の受診を
寝違えの痛みが長引く場合や、激しい痛みを伴う場合は、整形外科を受診することをお勧めします。
このような場合、専門医による診察や専門的な検査(レントゲンやMRI)、必要に応じて投薬、注射、理学療法を受けることで、早期回復が期待できます。
まとめ
寝違えは多くの人が経験する症状ですが、適切な対処法と予防策を講じることで、快適な生活を送ることができます。以下のポイントを再確認してください。
- 早期の冷却と安静が痛みの軽減に効果的です。
- 専門的な施術を受けることで、根本的な改善が期待できます。
- 適切な寝具の選択と姿勢改善が寝違えの予防に重要です。
- 定期的な運動やストレッチを取り入れ、筋肉の柔軟性を保つことが大切です。
健康的な睡眠環境と生活習慣を心がけ、再発リスクを減らし、快適な日常生活を送るよう努めましょう。寝違えの痛みで悩んでいる方は、早めの対処を心がけてください。また、痛みが長引く場合は病院の受診をしてください。
もちろん、当院での施術も可能ですので安心してご来院ください。