胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
傷病説明
姿勢の悪さや精神的なストレスに加わえ、なで肩の若い女性に多いとされています。神経が圧迫されているために肩や首のこり、不調、腕~手にかけての痺れ、腕のだるさ、血管が圧迫障害により手指の冷感、指先が蒼白・紫色の症状がでる場合があります。
主に圧迫を受けやすい部位は主に以下の3箇所で、総称して胸郭出口症候群といいます。
1)首の付け根:前斜角筋と中斜角筋という首の筋肉の間で圧迫される『斜角筋症候群』
2)鎖骨の下:鎖骨と第1肋骨の間で圧迫される『肋鎖症候群』
3)腕の付け根:小胸筋を通る時に圧迫される『小胸筋症候群』
目安期間
大きな症状が回復するまでの見込み期間 : 7日 ~ 10日程度
日常生活に復帰するまでの見込み期間 : 2週間 ~ 3週間
施術方針
しびれの原因である、神経を圧迫している原因を突き止めて施術を行います。
鍼灸療法・超音波療法・電気療法・手技療法など症状にあわせて施術を行い、その後は経過や症状に合わせ通院周期をお伝えします。
アドバイス
血行促進のため、首から胸や腕の付け根あたりのマッサージが有効です。お風呂に入り温めながらすると更に有効的です。
血行不良の原因となりますので、患部を下にしての就寝や肘枕、長時間のデスクワークなどのうつ向き姿勢は注意して下さい。