成長痛・オスグッドシュラッター
傷病説明
スネの骨の上部の膝痛や違和感をがみられる症状です。
主に骨の成長途中である子供(10~15歳前後)に多く見られます。骨の成長が終わった状態の場合、ジャンパー膝といわれます。
太ももの筋肉は、膝蓋骨を通過して、スネの骨の上部(脛骨結節部)に停止しています。太ももの筋肉を使ったり、屈伸・踏み込み・ジャンプ動作などで膝蓋靭帯に負担が集中し、脛骨結節部に負荷が掛かりすぎると症状が出ます。
症状が進行すると、骨がまだしっかりと形成されていない若年者では、はく離骨折となる場合もあります。
目安期間
大きな症状が回復するまでの見込み期間 : 7日 ~ 10日程度
日常生活に復帰するまでの見込み期間 : 2週間 ~ 3週間
施術方針
炎症症状を引かせて、損傷している靭帯を修復させ、周辺部の筋肉の緊張を取るための施術を行います。
鍼灸療法、電気療法、手技療法、テーピング固定など症状に合わせて施術を行い、その後は経過や症状に合わせ通院周期をお伝えします。
アドバイス
症状(炎症)を助長させないように1週間程度は熱めの温度での入浴・長時間の入浴を控え、シャワーや短時間での入浴を心がけてして下さい。
重症化を防ぐためにも、大きな症状が無くなるまでの期間の運動はしばらく控えて下さい。
その後2~3ケ月程度はなるべく膝に負担を変える動作は避け、筋力トレーニングやストレッチを中心とした運動を心掛けて下さい。