むち打ち損傷
傷病説明
交通事故などの激しくぶつかりあう衝撃で、首・背中がムチのように可動域を超えて過度にしなり、首の周辺の筋肉・靭帯・神経などが引き伸ばされたり傷ついたりしたケガの事をいいます。
症状としては、首・肩・背中の鈍痛、頭痛、首の動きの制限、吐き気、気持ち悪さなどがみられます。場合により自律神経症状、腕のしびれ・ふるえ・筋力低下など出現する場合もあります。
更にひどい場合、脳脊髄を包んでいる膜が破れ脳脊髄液が漏れ出し、様々な身体の不調を引き起こす『脳脊髄液減少症(wikipedia)』の場合もございますので、専門の病院の受診をおすすめいたします。
目安期間
大きな不調が回復するまでの見込み期間 : 5日 ~ 10日程度
日常生活に復帰するまでの見込み期間 : 4週間 ~ 12週間
施術方針
不調の原因となる炎症を引かせる施術と、傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。
超音波療法・電気療法・手技療法など症状にあわせて施術を行い、その後は経過や症状に合わせ通院周期をお伝えします。
アドバイス
受傷直後ではムチウチ症状(炎症)を助長させないように1週間程度は飲酒・熱めの温度での入浴・長時間の入浴を控え、シャワーや短時間での入浴を心がけてして下さい。その後は患部を冷やさないよう注意して下さい。
頚部の屈伸・回旋・側屈動作はなるべく行わないようにして下さい。重たい荷物やパソコン・スマートフォンなどの画面の凝視は頚部に負荷が掛かりますのでご注意下さい。