腱鞘(けんしょう)炎
傷病説明
前腕部外側の筋肉からや腱・腱を包む鞘(さや)の炎症です。楽器を弾く方、コンピュータのキーボードを長時間使う方、ウエイトレス、料理人、育児中の方など、とくに親指をよく使うと発生します。
親指を動かす際に使われる長母指外転筋腱・短母指伸筋腱が、手首にある骨と伸筋支帯とでこすれ、炎症が発生して症状が発生します。患部が熱を持ち腫れる場合もあります。
目安期間
大きな症状が回復するまでの見込み期間 : 5日 ~ 7日程度
日常生活に復帰するまでの見込み期間 : 2週間 ~ 3週間
施術方針
症状の原因である炎症を引かせるための施術をします。
アイシング、鍼灸療法、電気療法、手技療法、患部の固定具作成など症状にあわせて施術を行い、その後は経過や症状に合わせ通院周期をお伝えします。
アドバイス
症状(炎症)を助長させないように1週間程度は飲酒・熱めの温度での入浴・長時間の入浴を控えてして下さい。
手首のスジの炎症のため、手首に負担がかかる動作や重い荷物の持ち上げなどは控えて下さい。固定具を施行している場合は、患部安静保持のため一定期間外さないようにして下さい。